Mも好きです/吉川知里

『私の目を見つめるのはやめてください…』「チサトちゃんはMだね…！」『えっ…ちがいますよ…そんな…なんで…そんなコト言うんですか』「だって…見つめると…目を離してうつむくし…手に汗をかいてるんじゃない…」『どうして…そんなコト…わかるんですか…』『黙っていないで…なんとか言って下さいヨ…ワタシ…無視されると不安になるんです…』『お願いです…無視しないで…返事をして下さい…ワタシ…落ち着けなくて…』『お願いです…助けると思って…話しかけて下さい…』「やっぱ…チサトちゃんは…M…だね」『ハイ…』